角帯を作る道具”紋彫機”

ジャガード装置を使って角帯を織る時には、紋データが必要になります。たて糸を上下させる指示データです。これが紋紙と言われる穴の開いた厚紙です。

この厚紙に丸い穴を開けていく道具が”紋彫機(もんちょうき)”レトロで素敵な道具です。

この道具に穴の開いてない厚紙をセットして下のペダルを交互に踏み込んでゆくと、厚紙が一段ずつ動いていきます。穴を開ける位置は上の、”軍艦(ぐんかん)”といわれるボタンの様なところを押すことで確定されます。

紋紙1枚でよこ糸1本のたて糸よこ糸の組み合わせ情報なので、1本の角帯を織るのにも多い物は1000枚以上の商品もあります。今ではUSBなどのデジタルデータに置き換えられたところもありますが、まだまだ現役でアナログに生きております。