宝来屋の五代目の角帯を作る原点は、この使い古した教科書”織物(おりもの)”です。40年前大学の専門課程で履修した時のバイブル。初版がいつか記載されてないので、いつから使われていたのは不明ですがよく出来た教科書です。繊維が日本の輸出品の代表だった戦後から使われていたのでしょうか?
代表著作者の全国の高校の先生方が記載されております。
なんとわが山形県から2名、しかも地元の工業高校の先生も。その時代の高校の専門課程で使われていたのでしょう。
大学の専門課程では机上のものでしたが、現場に出で物作りを始めて初めてこの教科書の偉大さを身に滲みてわかりました。
物作りをして30年、今でも確認や発想の拠り所として開く私のバイブルです。