角帯を織る技術を使って・・・

角帯を織る技術を使ってこんなものも作りました。さていったいこれは何でしょう?

東京デズニーシーのアトラクション、インディージョーンズのスタッフ用の棒ネクタイなんです。

素材は綿100%。幅3センチ、長さ85センチ。ドビー織で織ました。ある問屋さんからこんなの織れないか?との問合せがあり、見本をお借りしました。先ずは素材が何か?たて糸の本数と密度は?よこ糸の密度は?そしてたて糸とよこ糸の組合せはどうなっているか?を調べます。その後当社で織った場合、幾らになるか?これを短時間で算出し、ご提案しました。

結果OKが出まして、織り出しました。確か100本程の発注だったと思います。試作と違って量産になると、織り易いかどうか?綺麗に織れるかどうか?など織ってみなければ判らないことが沢山あります。織りながらそれを解決していきますが、熟練した職人達はその辺は素晴らしいのです。織機の調整、よこ糸の巻き方、たて糸の張り加減などなどいろんなチェックポイントがありますが、一つ一つクリアしていきます。

何気ない日々の作業の連続ですが、その積み重ねがいざという時の見事な”仕事”として形になります。

随分とデズニーシーには行っておりません。いかれた方、今も使っておられるかどうか見てきて頂けますか⁉️