角帯を織る道具”フィーラー”

この道具で、さぞかし角帯を織る時に楽になったことでしょう。この上から下の丸い目印に光を当ててよこ糸がなくなりそうになったら自動的に織機が止まります。

よこ糸を巻いている”管”には根元に楕円形の穴が開いています。よこ糸を巻く時はこの穴が隠れるように糸を巻いていきます。

このよこ糸をシャトルに入れて織っていきます。

よこ糸がある時は、上からの光は糸に当たったままです。よこ糸がなくなると・・・

管の楕円形の穴を光が通り下の丸い所にあたります。この光を感知してフィーラーの本体が反応し、織機を止めます。

アナログの道具が多い中、このフィーラーは織姫さんの手間を省いたデジタル道具ですね。